フラワーディレクターからの花だより
ツヤツヤの実がカワイイ!ヒペリカム
2024年11月15日
今月取り上げるのは、ヒペリカム。
聞いたことがない名前…という方でも、ツヤっとした赤い実がアレンジメントに入っているのを見たことがあるかもしれません。
ヒペリカムはオトギリソウ科の植物。
ユーラシア大陸の温帯~亜熱帯に自生しています。
日本にやってきたのは江戸時代で、当時は観賞用の他に薬用として親しまれていたとか。
現在お花屋さんなどで見かける切花のヒペリカムは、実の状態がほとんどです。
明るい黄色の花を咲かせるのですが、花はなかなか見る機会がないのがちょっと残念ですね。
実の色は赤がメインですが、可愛らしいピンクや白・グリーンの実の種類も出てきて色々な花に合わせやすくなりました。
ヒペリカムの花が咲くのは6~7月頃。その後10~11月頃に実をつけます。
ですが、切花としては比較的年間を通じて市場に出るため、季節を問わず楽しむことができます。
しかも実の状態を飾るので約2週間程度と長―く楽しめるのも嬉しいポイントです!
飾る際は、黒くなった実を取り除いてあげるとより長持ちします。
明るい色のお花や、つやのある実からヒペリカムには「きらめき」という花言葉があります。
また、花が終わってもその後鮮やかな色の実がつくので、「悲しみは続かない」なんて花言葉も。
なんだか前向きになれそうな素敵な花言葉です。
プレゼントにはもちろん、「ちょっと元気出ないな…」なんて時に自分用に飾ってみるのはいかがでしょう?
キラッとした可愛らしい実でほっこり笑顔になれるかも?!