ご葬儀エピソード 04

音楽で思い出をたどる、
お別れのかたち

教え子たちに囲まれた、最後の宴

亡くなられた奥様は、ピアノの先生をされていました。
また、40歳を過ぎた頃から社交ダンスの楽しさに目覚め、恥ずかしいからと敬遠してきたご主人もついに数年前から始めるようになり、おふたりで楽しんでおられた矢先の今回のことでした。

妻と手をとりステップを踏んだ、あの時間が忘れられません

妻と手をとりステップを踏んだ、あの時間が忘れられません

奥様の弾くピアノの音色や、社交ダンスの音楽は、ご主人にとって奥様そのものだったのでしょう。
その音色が聞こえない日常を目の当たりにし、とても寂しげな姿が印象的でした。
私たちは少しでもその心を癒すことができればと、奥様がお好きだった音楽でお送りする「音楽葬」をご提案しました。

シンセサイザーでお二人の思い出の曲を

シンセサイザーでお二人の思い出の曲を

お式は、たくさんの思い出の写真と、奥様のお好きだった音楽にあふれた空間のなかで、執り行われました。
シンセサイザーが曲を奏でるたびに奥様に寄り添い、やさしく語りかけるご主人は、まるで奥様との最後の会話を楽しんでおられるようでした。
形式にこだわらず、ただただ奥様を想い、奥様のために音楽葬を選択されたご主人。とても温かで、愛情あふれるお別れに、改めて葬儀のあり方を考えることとなりました。

  • エピソードはすべて実際のお話ですが、個人情報の観点から写真はイメージ画像とさせていただいております。

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