2023年6月26日

今月ご紹介するのは『花ザクロ』。
ザクロというと赤くてつやつやした粒がたくさん詰まっている実がよく知られているかと思います。
花ザクロはザクロの中でも花を観賞するための品種で、花びらが多い八重咲のお花はなかなかの見ごたえです。
色も濃いオレンジの他に、白い模様が入るものなどもあります。赤系の花が多いようですが、白い花が咲く品種もあるようです。肉厚のつぼみの先端が開いて花が咲く姿がちょっとユニークなお花ですが、花びらをくるむ部分は、お弁当の定番(？)『たこさんウインナー』を連想させるこれまた面白い形です。花を観賞する品種のため、おなじみの実は付かないのがちょっと残念ですね・・・

花言葉は、ザクロ全体としては「子孫の守護」というものがあるそうですが、ザクロの花にも花言葉があり、こちらは「成熟した美しさ」というもの。
ちょっと大人の雰囲気が漂う、落ち着いた雰囲気の花ということでしょうか？＾＾
アレンジの定番、ガーベラやカーネーションのようなカラフルな華やかさはありませんが、和風でも洋風でも何となくしっとりとはまる雰囲気があるようなお花です。

というわけで、今回の写真はほんのり洋風と和風の二種類の飾り方をしてみました。
洋風の方は、アジサイの中でも北アメリカ原産のカシワバアジサイと一緒に飾ってみました。
器も洋風バケツとブリキオブジェでカントリー？風に。
和風は花ザクロの枝一本だけを酒器に生けてさっぱりと。
ちょっと一杯・・・なんて雰囲気もありそうです。
和風・洋風どちらも楽しめそうな花ザクロ。
お花屋さんではあまり見かけませんが、道の駅などで売っていることがあります。
見つけたらぜひ、マイアレンジを楽しんでみてくださいね♪