フラワーディレクターからの花だより
6月〜7月にかけて花を咲かせる「サンダーソニア」
2021年4月16日
今月ご紹介する花は、サンダーソニアです。
サンダーソニアは、暑さや寒さに弱く、比較的過ごしやすい6月から7月にかけて花を咲かせます。ふっくらとした花や葉先の巻きひげもとても可愛らしく、風が吹くと今にも音が聞こえてきそうですよね。
黄色やオレンジ色のベルのような花姿から「クリスマスベル」「チャイニーズランタン」という英名もあります。
サンダーソニアという花名は、この植物を発見したジョン・サンダーソンという、南アフリカの入植者の名前にちなみつけられたそうです。花言葉の「望郷」「祈り」は、ジョン・サンダーソンが祖国を思う気持ちから生まれたとされています。ベルのように下向きに咲く愛らしい花姿にちなみ、「愛嬌」という花言葉もあります。
また、サンダーソニアは、発見されてから歴史が浅いこともあり、種類としては1種類だけという珍しい植物でもあるのです。
近年では、フラワーショップでも見かけることが多く、フラワーアレンジメントや生け花でも高い人気を誇っています。ぜひ一度、たくさんの魅力がつまったサンダーソニアをお部屋に飾り、楽しんでみてはいかがでしょうか。