フラワーディレクターからの花だより
青い5枚の花びらが星のような「ブルースター」
2020年7月16日
空の色や海の色でもある青色。
そんな青色は、男女問わず人気な色ですよね。「青色が好き」という方も多いのではないでしょうか。
今月は、多くの方から好まれる青色をしたお花の代表、ブルースターを紹介します。
その名の通り、青い星のような形をしているブルースター。小さなお花ですが鮮やかな青色が印象的で花束やアレンジメントに入れると目を引くお花の一つです。お花屋さんでも目にしたことがある方が多いのではないでしょうか。
実は、このブルースターはオキシぺタルムというお花の品種名なのです。
青い5枚の花びらが星のように見える「ブルースター」という名前が分かりやすく可愛らしかったため、オキシぺタルムという名前よりも、ブルースターという品種名が広がってしまったのだそうです。
ちなみにオキシぺタルムは、ブルー以外にピンク色のローズスター、白色のホワイトスターと呼ばれる品種もあります。
ブルースターは、特に結婚式のブーケなどで人気です。
結婚式には「何か新しいもの」「何か借りたもの」「何か古いもの」「何か青いもの」の四つを身に着けると幸せになれるという「サムシングフォー」という言い伝えがあります。青いものを身に着けるというおまじないのひとつなんですね。
結婚祝いにお花を贈る際はサムシングブルーにぴったりなブルースターを選んでみてはいかがでしょう。
ちなみに、ブルースターの花言葉は「幸福な愛」「信じあう心」です。
花言葉も結婚のお祝いにぴったりですね。
ブルースターを長く楽しんでいただくために
ブルースターはどの部分を切っても白い樹液が出ます。
この樹液が水上がりを悪くしてしまうので、樹液が出なくなるまで洗い流すか、お湯に少しの間つける「湯上げ」という方法をすることで 樹液の影響を和らげることができます。
また、糖分が多めの品質保持剤が有効的で使うことによって花もちがよくなります。