フラワーディレクターからの花だより
どこでも成功を「ピンクッション」
2019年9月16日
今月は『ピンクッション』を選んでみました。
別名『レウコスベルマム』または『リューコスペルマム』といいます。
『ピンクッション』という名の由来は、『手芸で使用する針山(使用する針を置いておくための台)に針がたくさん刺さっている姿が花の形と似ている』ことからきているそうです。
とてもユニークな形の花ですね。
また花の形だけではなく『ピンクッション』は種を運ぶ方法もユニークです。
開花後にできる白い種にはアリが好む『イライオソーム』という器官が付いていて、これを食べたアリが花の繁殖を助けているそうです。
花の色はオレンジ・黄色・ピンク等豊富で、大きくてインパクトがある見た目からアレンジにもたくさん重宝されています。
『ピンクッション』の花言葉は『どこでも成功を』です。
針のような沢山のおしべが空に向かって真っすぐ伸びている様子が『成功』の文字を連想させているそうです。
家族や友人の『新たな門出』をお祝いする時に花言葉と共に送ってみるといいかもしれませんね。
この個性的な形の『ピンクッション』を使って『ハロウィン』のアレンジを作ってみました。ヨーロッパ発祥の『ハロウィン』は、秋の収穫をお祝いし、先祖の霊をお迎えするとともに悪霊を追い払うお祭りです。日本でいえばお盆のような行事になります。
ちなみにカボチャをくりぬいた『ジャック・オー・ランタン』は魔よけの役割もあります。
見た目がユニークな花々と、同じく魔よけの『トウガラシ』で個性的で可愛いアレンジに仕上がりました。
是非、皆様も『ピンクッション』を使ってかわいいアレンジメントを作ってみてください。