フラワーディレクターからの花だより
丈夫で育てやすくガーデニングに人気「ナデシコ」
2018年8月16日
ナデシコと言えば、花の周りがギザギザしていて、小さくて可愛らしい花ですよね。
花名は見た目通り、花の様子が可憐で「幼子のように撫でたくなる」のが由来で、「撫でし子」→「撫子」→「ナデシコ」と言われているそうです。
また、別名もあり、夏から秋にかけて花を咲かせることから「常夏(とこなつ)」とも呼ばれています。
ナデシコは色によって花言葉が変わっていきます。
全般の花言葉は、「大胆」「純愛」です。
白は「器用」「才能」
赤は「純粋で燃えるような愛」
そして、今回使用しているピンクの花言葉は「純粋な愛」です。
女性の愛らしいイメージが強く、また大人よりは少女のイメージが強い色で、そのため同じ愛でもひたむきさや、純粋さが強調されています。
「大和撫子」という単語からも、日本の花というイメージが強いナデシコですが、ナデシコ科ダイアンサス属の総称です。毎年花を咲かせる多年草で、その仲間は世界に300種ほど分布しています。丈夫で育てやすいことから、鉢植えや花壇によく用いられ、ガーデニングに人気のお花です。
今回のアレンジは、「バラ」「ナデシコ」「アイビー」を使ってシンプルかつ、可愛らしさをイメージして作りました。
テーブルに飾るもよし、プレゼントにするのもいいですね。
ナデシコは種類によって各地でいろいろな時期に咲いています。
遅いもので11月ごろまでみられる「ハマナデシコ」という種類もあります。
今年の夏は残りわずかですが、どこかで咲いているナデシコに目を向けてみてはいかがでしょうか?