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フラワーディレクターからの花だより

暑ければ暑いほど元気に育つ「クルクマ」

2018年7月16日

今回ご紹介するのはクルクマという花です。
クルクマはハスにとても似ており、その幻想的な花を咲かせることから、花言葉は「あなたの姿に酔いしれる」と言われています。

クルクマの花びらに見えるピンクや白い部分は花を守る苞(ほう)(つぼみを包んでいた葉)です。本当の花は苞(ほう)の中にひっそりと隠れるように咲きます。
クルクマはウコンの仲間で、カレー粉の原料や、たくあん漬けの着色料などに用いられています。

名前の由来は、アラビア語の「kurkum(黄色)」が語源となり、根茎が黄色い染料の原料として使われたことに由来すると言われています。
食用、薬品用に栽培されるものを「ウコン」、観賞用に栽培されるものを「クルクマ」と呼ばれています。

クルクマに含まれるクルクミンという成分は消化や健胃に効果があるそうです。
また、漢方としても用いられ、肝臓や、二日酔いにもよく効きます。
クルクマが日本に伝わったのは平安時代中期で、当時は着色料や、染料用途として琉球(現在の沖縄)で栽培され、現在でも沖縄県で国内最大の生産地になっています。

今回はシリンダーガラスにクルクマとオンシジュームでかわいらしく涼しげに活けてみました。
いかがでしょうか?
クルクマは日に当てるほうがよく、また暑ければ暑いほど元気に育つので、今の季節にぴったりなお花です。
玄関やダイニングテーブルに飾ってみるのもよいかも知れませんね!

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