フラワーディレクターからの花だより
恋の花「アネモネ」
2017年3月16日
今月の花は「アネモネ」を選んでみました。
花言葉は「はかない恋」「辛抱」「期待」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「清純無垢」などで、過去や愛情、恋愛にちなんだものが多いです。
「アネモネ」はギリシャ語で「風」を意味する「anemos」にちなんでおり「風の神ゼフィロスが妖精アネモネに恋をしてアネモネが一輪の花に変えられた」というギリシャ神話や、ゼフィロスの恋人で花の女神フローラが侍女のアネモネに恋をしてしまったゼフィロスの心を取り戻そうと花に変えてしまったなどの神話があり、それらが由来だそうです。
調べると他にも由来の神話があり、とても妄想をかきたてる花であるといえますね!
見た目は真っ赤な花弁が印象的なアネモネは、地中海の暖かい地域から寒い地域にかけて広く自生する植物です。最近では多彩になり青や紫色、白色などもあります。
可愛らしい見た目をしていますが、草全体に毒があり、プロトアネモニンという成分で茎を切った時に出る汁が肌に触れると、炎症や水泡を引き起こすので注意が必要ですね。
今回はアネモネをメインにアレンジメントを作成してみました。
使用花材はアネモネ、スイトピー、レモンリーフ、ゴッドセフィアナです。
花が大きいのでボリューム感が出て豪華さがでます。
これから初夏にかけて流通する花の種類も変わってきます。アレンジメントは手軽に四季を感じられて楽しいですね!