フラワーディレクターからの花だより
「ポインセチア」の楽しみ方
2016年11月15日
朝の出勤時にコートを着るか迷うよう位に寒くなってきました。
テレビではすでにクリスマス関連のCMが流れ、街中もクリスマスムードに近づきを感じるようになった11月です。
この時期は花屋さんもクリスマスモードで真っ赤なお花を店頭に並べ街の雰囲気をより盛り上げてくれます。
ではお花屋さんに並ぶクリスマス花といえば・・・やはり定番鉢物のポインセチアではないでしょうか。
ポインセチアはメキシコ原産の常緑性低木です。
寒い時期に出回るので皆さん勘違いされる方も多いのですが、暑い地方の植物なのです。
なので、今の時期のように10℃以下の寒い時期は屋内管理が必要です。
昼間は日の当たる窓際に、夜は窓際が寒くなるので低温にならない場所に移動しましょう。
また、暖房による乾燥は大敵なので注意して下さい。
一度楽しんだ鉢は翌年も楽しめます。
年が明け、葉が全て枯れ落ちてしまっても、まずは茎を確認して下さい。
茎自体が緑色であれば大丈夫。来年もまた目が出てきますので。
簡単にですが育て方をご紹介します。
葉が落ちてからも水揚げは最小限で土が乾いてから、少量で大丈夫です。
外気が温かくなったら(4月頃)選定をし、植え替えを行います。
土の上から2~3節を残して、遠慮なくバッサリとやっちゃって下さい。
根は深く入れずに浅めに入れ、芽が出始めたら液体肥料を1ヵ月に一度位あげます。
お水は基本、温かい時期はたっぷりと、寒い時期は少量を午前中に揚げるのがポイント。
(冬は凍結、夏は猛烈な日照前に)
すくすくと新芽が育ち、秋前には緑の葉が元気よく育って行きます。
秋ごろになったら短日処理を行います。
短日処理とはポインセチアの花をつけるのと苞葉に赤色を出すための処理で、夕方17時頃から翌朝8時頃までダンボール箱等で12時間以上遮光します。
簡単に言うとダンボール箱を被せて外してを繰り返します。
約50日間程度、毎日行うことが大事です。根気強く・・・。これが結構大変です・・。
でも上手く、苞葉が赤くなって来た時の喜びは、『手塩にかけたこの子たちが立派に色付いて・・・』なんてひとしお可愛く思えてきます。
花言葉は『私の心は燃えている』、『祝福』、『聖夜』今では色によって違うようです。
話は変わりますが、クリスマス前との事で本年12月の当社見学会では、クリスマスリース作りの教室を開催予定です。
グルーガンを使用したリース作りなので、どなたでも簡単に出来るように当生花スタッフが仕事の合間に準備に勤しんでおります。
リース教室
12/8 「無料クリスマスリース教室&葬儀セミナー&無料写真撮影会」花見川儀式殿
12/20 ウィズモア佐倉