フラワーディレクターからの花だより
母の日の定番『カーネーション』
2016年4月16日
4月にご紹介するお花は母の日の定番『カーネーション』です。
お花に無頓着だった若いころの私でも唯一知っていた母の日の代名詞のカーネーションですが、なぜ母の日の送る様になったのかまでは知りませんでした。
そこで今回は母の日になぜカーネーションを贈るようになったのか簡単にですが、ご説明させていただきます。
100年以上前の話となるようですが、アメリカに在住していたアンナ・ジャービスと言う少女の大好きだった母親が5月に不幸にもお亡くなりになったそうです。
大好きだった母親を忘れぬよう毎年教会で追悼をする会を催し、この時に母親が好きだった白いカーネーションを配っていたそうです。
このことが瞬く間にアメリカで広がり、後に母の日がアメリカで公式に制定され、カーネーションの色がやがて白から赤に変わったという事のようです。
一人の少女の母親を思う気持ちが、世界的な慣習を作ってしまうなんて、何と素敵な由来なのでしょう。
ちなみに他の国々でも母の日があり、日頃の感謝を込め母親にプレゼントをする習慣は変わらないようです。
オーストラリアでは母の日には菊の花を送るそうです!同じ送る花でも、日本ではだいぶ異なる用途で使用されている事に驚かされます。
では、最後に皆さんが母の日にカーネーションを送る際に少しだけ?役に立つかも知れないカーネーションの色別花言葉をお伝えしておきます。
黄色だと花言葉がちょっとと思う方もいらっしゃる方も居るかもしれませんが、あまりお気になさらず。
お花はあるがままで美しく、贈るお相手が好きな色を選ばれると良いと思います。何よりも一番大事なことは『相手を敬い、想う気持ち』ですから・・・。
『人を想うセレモニー』 博全社は皆様の想う気持ちを大切にいたします。
花言葉
- 赤・・・・・「情熱」「愛情」
- 白・・・・・「尊敬」「純潔の愛」
- ピンク・・ 「感謝」「暖かい心」
- 黄色・・・ 「友情」「美」「嫉妬」
- 紫・・・・・「誇り」「気品」