フラワーディレクターからの花だより
冬の桜に想いを込めて
2016年2月15日
2月にご紹介したい花は日本の春の風物詩の桜です。
桜は誰もがご存じ、昔から日本人に愛され国を代表し象徴する花で、卒業・入学式を迎える3月下旬頃から4月頃に見頃を迎える花です。
では、花屋さんに入荷の旬と言うと・・・、実は年末から1月頃に出荷が始まっています。
1月〜2月は啓翁桜や東海桜と言う早咲きの品種。
3月は彼岸桜、吉野桜といった品種が出荷され、街並みで見られる桜より一足早く楽しむことが出来ます。
桜はご葬儀において以前は散る花の性質からか命散る(命果てる)と忌みされ敬遠されていたようです。
でも、葬儀の在り方も時代と共に移り変わり、形式や過去の慣習に囚われず、ご故人らしさや四季彩の美学を持って散り際が良い(美しい)と迎合される様になって来ています。
実際にご喪家様とお話した際に、ご故人様は桜が好きだったとのお話をお聞きし祭壇の一部に入れたいとのご相談を受けたまわります。しかしながら、冒頭で述べました通り桜の出荷時期は1~3月と短く、かつ花を開かせるまでの期間が必要な為、ご要望にお応え出来なかった事も少なくありません。
そこで、当社では100周年特別企画として、『一年を通じていつでも四季の彩り』をご提供出来る様、生花とアートフラワーを融合した企画祭壇をご提案させて頂きました。
春は桜、秋は紅葉と四季彩色豊かなアートフラワーと背景には四季の風景が描かれた幕を準備し日本の四季彩を演出しております。お客様からのご要望から企画した当祭壇は本HP上でもご覧になれますので、是非ご覧になってください。
お客様のご要望に少しでも誠実にお応えできるようスタッフ一同、日々試行錯誤しサービスと商品の向上に努力してまいります。ご希望・ご要望は遠慮なく係りの者へをお伝えください。