料理長からの食材だより
美味しいさつまいもの選び方と旬レシピ《鶏肉とさつま芋の甘辛煮》
2022年9月22日
さつま芋は、ヒルガオ科の植物の肥大した根の部分で、甘藷とも呼ばれています。
原産地は中米でありますが、今では世界中の9割がアジアで栽培されています。
日本には、中国を経由して伝わってきたと言われております。中国から種子島に伝わり鹿児島や九州で栽培されるようになりました。
九州地方では中国から伝わってきた芋なので「唐芋」と呼ばれていました。
その後、徳川吉宗時代に関東に伝えられました。関東地方では薩摩藩から伝わったという事で、「薩摩芋」と呼ばれるようになりました。
以前は、焼き芋といえば「紅あずま」などのほくほくして甘い品種が好まれていましたが最近では、「安納芋」「紅はるか」などのしっとりして濃厚な甘さの芋が人気です。
千葉県を代表する品種「紅こまち」は、千葉県香取市栗源町の特産で、「紅あずま」の兄弟分の品種になります。生産量は、栗源町で全国の95%を栽培出荷しております。
美味しいさつま芋の選び方
- 美味しいさつま芋は、全体的にふっくら太く鮮やかな紅色をしています。
- 持った時にずっしり重たい物を選んでください。
- 瘠せて細い物やひげ根がたくさん残っているものは、繊維質が多い物が多いです。
鶏肉とさつま芋の甘辛煮レシピ
材料
- 鶏もも肉・・・・・200g
- さつま芋・・・・・200g
調味料
- 酒・・・・・大さじ1
- 砂糖・・・・・大さじ2
- 醤油・・・・・大さじ2.5
- みりん・・・・・大さじ2
- 水・・・・・200ml
- サラダ油・・・・・小さじ2
作り方
- さつま芋を皮付きのまま輪切りにして、水にさらし水気を切る。鶏肉は一口大に切る。
- 中火に熱したフライパンに油をしき、1の鶏肉を炒めます。
- 鶏肉に火が通ったら調味料を全部入れ、15分程煮ます。
- 汁気が半量になり、さつま芋が柔らかくなったら火を止めます。
- 4を器に盛り付けたら完成です。