料理長からの食材だより

美味しいトウモロコシの選び方と旬レシピ《トウモロコシの炊き込み御飯》

2022年6月18日

スーパーに出回り始めるとそろそろ夏だなと思わせてくれる野菜の1つ「玉蜀黍（トウモロコシ）」。千葉県には様々な農作物がありますが、トウモロコシの栽培も盛んで、出荷数はなんと全国2位。今回はそんなトウモロコシのお話をします。

明治時代に、北海道の開拓を機に本格的な栽培が始まったと言われるトウモロコシ。色々な種類がありますが、多くのみなさんが一般的に食べているのはスイートコーン（甘味種）で、その他にも「ポップコーン（爆裂種）」「デントコーン（馬歯種）」「フリントコーン（硬粒種）」「ワキシーコーン（もち種）」「ソフトコーン（軟粒種）」などがあります。
また、普段食べているスイートコーンも以下のようにさらに3つの種類に分かれています。

ゴールデンコーン（黄粒種）
すべての粒が濃い黄色
シルバーコーン（白粒種）
ハニーバンタムとも呼ばれ、粒が白色
バイカラーコーン（バイカラー種）
粒が黄色と白が3：1の割合

トウモロコシの栄養は、糖やデンプンなどの炭水化物が多く、野菜の中では高エネルギー食材です。胚芽の部分には、ビタミンE、 B1、 B2、カリウム、亜鉛、鉄の栄養素が詰まっています。また、コレステロールの低下作用持つリノール酸が豊富です。腸を綺麗にする効果のあるセルロースが多く含まれ、食物繊維の宝庫とも言われているそうです。

トウモロコシは鮮度が落ちやすいので新鮮なうちに調理することがおすすめです。