料理長からの食材だより
真夏が旬「カンパチ」
2017年8月16日
暑さもひと段落したように思われますが、皆さま夏バテなくお過ごしでしょうか?
今回は、珍しく真夏が旬の魚「カンパチ」についてお話します。カンパチは「間八」「勘八」と書かれることもありますが、大抵の居酒屋では「カンパチ」と書かれていますね。「カンパチ」はアジ科の中ではヒラマサに次ぐ大型種となります。
6~9月が旬と言われますが、8月の上旬がピークとなっています。
今では千葉沖でも捕獲されるようになりましたが、もともと温かい地域に住んでいる魚です。日本では四国や九州で養殖が盛んで、日本の水揚げの6割が鹿児島の錦江湾に住んでいます。
ブリやヒラマサと風貌・味・触感が似ていることから、これらは「ブリ御三家」と呼ばれ、脂肪は多いほうではないですが、刺身で食べるには十分な脂があり、人気があります。
魚を正面から見ると、目と目の間に漢字の「八」のような模様があることから、「間八」と呼ばれるようになったと言われています。
刺身や寿司の似合う季節から、少し涼しくなったらしゃぶしゃぶにして鍋で楽しみましょうね!