フラワーディレクターからの花だより
キンギョソウ(金魚草)
2019年2月16日
皆さんはキンギョソウ(金魚草)という花をご存知ですか?
当社で作っている祭壇では立ちものとして扱っているものが多く、また花束にもたまに使われています。
特にこの時期は扱う頻度が高いです。
花名の由来はその名の通り、花姿が金魚の形や、金魚の口の形に似ていると言われています。
キンギョソウにはさまざまな呼び名があり、「アンテリナム」や「スナップドラゴン」という言葉があります。
花屋さんに行くと、キンギョソウの事を「スナップ」と呼んでいる方がいますが、これは「スナップドラゴン」からとった名前のようです。
この2つの言葉は「アンテリナム」はギリシャ語で「鼻に似ている」といわれ、「スナップドラゴン」は「噛みつきドラゴン」の意味で、花の形がドラゴンの口に似ていることにちなむそうです。いろいろな言葉があるんですね。
キンギョソウはオオバコ科キンギョソウ属に属している植物で、南ヨーロッパと北アフリカの地中海沿岸部を産地としています。
春の花で有名で、基本的には1年草ですが、3月~6月、9月~10月が開花時期とされています。
次にキンギョソウの花言葉をご紹介致します。
キンギョソウの花言葉は「図々しい」「騒々しい」「でしゃばり」「おせっかい」です。
可愛らしいお花なのに、なんとも微妙な花言葉ですね。
なぜこの花言葉がついたのか、それは花を左右につまむと金魚のように口をパクパクさせて、話しをしているように見えると言われています。
今回のアレンジは、バラとスイートピーを使って可愛らしい春のイメージを取り入れたものにしてみました。
いかがでしょうか?