フラワーディレクターからの花だより
正月花アレンジメント
2020年12月16日
早いもので今年も残りわずかとなりました。 今年は新型コロナの流行で、生活習慣が一変した1年でしたね。
気づけばもうクリスマス、年末、年越しが迫っています。 そこで今回は、正月花を生けてみました。
使用花材は、千両、ソテツ、オンシジューム、スイートピー、トルコキキョウです。
正月の顔、千両は、縁起の良い名前から正月に活ける花としてとても親しまれています。
赤くて丸い実がたわわに実る様子が、お金をたくさん蓄えてみえると例えられたことから、正月を彩る縁起木として、古くから重宝されています。
正月の縁起木は、千両の他に、万両、一両、十両、百両などがあります。 その中でも万両は、とても千両に似ているので、見分け方がわからない方も多いのではないでしょうか?
簡単な見分け方は、葉の上に実があるのが千両、葉の下に実があるのが万両。千両より、たくさんの実をつける方が万両といった特徴も見分けるポイントだそうです。
正月に重宝され、赤い実がつく点は共通していますが、それぞれに違った特徴があるので、是非その違いを楽しみながら観察してみてください。
年末年始は縁起物を飾り、2021年はコロナ渦を吹き飛ばして、1日でも早く明るい1年になることを祈りましょう!