フラワーディレクターからの花だより
サンタンカとベニバナ
2021年6月16日
今回ご紹介する花は、サンタンカとベニバナです。
サンタンカは、赤い小花がびっしり集まった手まりのような姿の花です。アカネ科サンタンカ属に分類される植物で、世界の暖かい地方で自生しています。 色は、赤やオレンジが多く、このほかにも白やクリーム色などがあります。 花言葉は、喜び・謹厳・張り切る・可憐・熱き思い・神様の贈り物と色々あり、どれもポジティブな言葉ばかりですよね。
サンタンカの花はひとつひとつが小さめですが、たくさんの花を咲かせるためボリューム感がある見た目になります。切り花でお部屋に飾っても、鉢物でお庭に飾っても、鮮やかな花が場を華やかにしてくれますね。
ベニバナは、花びらの細いオレンジや黄色のアザミに似た姿の花です。 開花期は5月〜7月頃で、まさに今が見頃の季節です。
咲き始めは黄色ですが、徐々にオレンジ色、紅色と変色していきます。古くから紅色の染料として、衣装の染料や平安王朝の人の頬に塗ったりして使われて来たことから、紅花という名前がついたそうです。
花言葉は特別な人・包容力・愛する力・化粧・装いなどがあり、紅花で作られた染料は口紅としても用いられてきたことから、化粧・装いの花言葉が付いたとされています。また、ベニバナはドライフラワーに向いており、花の色が褪せにくいので長い期間楽しめます。何本も沢山束ねてスワッグ(花や葉を束ね、壁などに吊るす飾り)にするのもとても可愛い雰囲気になるのでおすすめです。
サンタンカとベニバナ、どちらも明るく鮮やかな色の花で、見ていると元気がもらえます。両方とも暑さに強い花なので、これからの季節にもぴったりです。