フラワーディレクターからの花だより

定番だけど楽しみ方は自由自在♪ グラジオラス

2024年8月16日

今月ご紹介するお花はグラジオラス。
しゅっと長い花姿は、アレンジや花束で大活躍してくれます。

グラジオラスの原産地はアフリカからヨーロッパ南部と言われています。
日本へはオランダから持ち込まれたので、オランダショウブ・オランダアヤメという別名もつけられています。

本来の開花時期は、6月~11月頃に咲く夏咲きと、3月~5月に咲く春咲きの二通りあります。
春咲きの品種は、夏咲きのものと比べると茎などが細めで華奢なものが多く、夏咲きの品種は花が大きく存在感があるものが多い傾向があります。
切花のグラジオラスで、よく見かけるのは花の大きな夏咲きの品種がメイン。
栽培が盛んになるにつれて、夏だけでなく年中楽しめるようになったんです。

グラジオラスの花は縦に並んで咲きますが、一度に咲かず下から徐々に咲いていきます。
その為、下の花が終わってしまってもまだ上が咲いてる…。全体として長く楽しめるのが嬉しいポイントです。
長持ちのコツは、花瓶のお水を毎日取り換えてあげる事。
水の量もやや少なめの方が茎が腐りづらくなります。
蒸し暑い場所だと花の傷みも早くなるので、特に夏は涼しい場所に置いてあげるのがおすすめです。
ただし、冷房の風は当たらないように注意!

咲き進むにしたがって下の花がしおれてきたら、しおれた花だけを根元から取ってあげれば引き続きキレイな姿で楽しめます。
お花が上の方だけになってしまったら、うんと短くして小さな花瓶に活けてあげてもかわいいですよ♪

飾り方は洋風でも和風でも自由な楽しみ方が出来ます。
浅い花器にすらりと立てれば、どこか生け花のような和風スタイルに。
花瓶を入れたバスケットに赤や黄色の明るい色のグラジオラスを集めて、大きめの葉でアクセントを付ければトロピカルな雰囲気に!

色数も豊富なグラジオラス、ぜひ色々なスタイルで楽しんでみて下さいね^^

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