フラワーディレクターからの花だより

4大洋ランの1つ「シンビジューム」

2019年1月15日

今回のテーマは、シンビジュームを選んでみました。
シンビジュームは花が少ない時期に色とりどりに咲いて、見ている人を楽しませてくれるような花です。
東南アジアやオーストラリアを中心に、自生しているものを品種改良されたランの仲間です。
世界的に人気のある洋ランの中で、「カトレア・パフィオペディルム・デンドロビウム・シンビジューム」は「四大洋ラン」と呼ばれており、その中でシンビジュームは日本でとても人気があります。
日本で初めて紹介された洋ランで1859年にトーマス・グラバーという人物によって持ち込まれました。その後、盛んに品種改良が行なわれ、今も胡蝶蘭の次に生産量、出荷量が多い花と言われています。
ランにしてはとても花持ちがよく、大型や中型、小型に分かれており、花色のバリエーションも豊富です。

花言葉は「飾らない心」「素朴」「気取らない心」「誠実な愛情」です。
「飾らない心」「素朴」という言葉は同じラン科の「カトレア」や「デンドロビウム」などに比べて花色に原色が少なく、落ち着いた淡い色合いの花が多いことに由来されているようです。

ここでシンビジュームの大きさ(種類)についてご紹介します。

  • 大型は、花の大きさが10センチ以上で葉の長さが100センチ以上のものを指し、インドを原産とします。
  • 中型は、大型種と小型種の間を持つ品種です。
  • 小型は、花の大きさが5~6センチほどのもので、葉も短い品種です。

「キンリョウヘン」や「シュンラン」という大型種のものに、小型の品種を掛け合わせて作られたものです。

当社ではシンビジュームは高額な祭壇やお供えする生花にポイントとして使用しております。
入れるだけでもとても豪華で入荷時にすでに花が咲いているので華やかで、扱いやすく、人気がある花です。

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